【速報】Midjourneyの新機能「Edit&Retexture」とは?条件やできることを解説

2024年10月24日、Midjourneyから新機能「Edit&Retexture」のテスト版リリースがアナウンスされました。
Midjourneyにアップロードした画像を編集できるこれらの機能は、さまざまな画像編集ツールの存在が危ぶまれるほど魅力的です。
どのような機能なのか、今のうちに知っておかないと、画像生成AIの流行に乗り遅れてしまうかもしれません。
本記事では、Midjourneyの新機能「Edit&Retexture」について、概要や利用条件、できることを解説します。
ぜひ最後までチェックして、クリエイティブな画像づくりにトライしてみてください。
Web版Midjourneyの使い方や画面の見方については、以下の記事で解説しています。

Web版Midjourney(旧Alpha)の使い方や4つの機能、プランを完全解説!
Midjourneyを使うにあたり、料金やプランの違い、商用利用の可否が気になるでしょう。料金やプランの違いを知らなければ、過度なコストがかかってしまいます。本記事では、Midjourneyの料金や各プランの違い、商用利用について解説します。

監修者
SHIFT AI代表 木内翔大
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目次
Midjourneyの新機能「Edit&Retexture」のテスト版がリリース!
2024年10月24日、Midjourneyの新機能「Edit&Retexture」のテスト版が登場しました。
今回追加されたの新機能は、「アップロードした画像で編集したい箇所を選択し、編集内容をプロンプトで伝える」というものです。
高クオリティな画像を生成できるMidjourneyは、生成だけでなく「編集」もできるようになったのです。
この新機能を使えば、AIでの画像生成だけでなく、既存の画像や写真をよりクリエイティブに活用できます。
たとえば、YouTubeのサムネイルやZoomの背景、自己紹介画像など、さまざまなシーンで活躍してくれるでしょう。
新機能の利用は条件あり

今回の新機能「Edit&Retexture」は、2024年10月24日時点ではテスト版です。そのため、利用できるユーザーが制限されています。
Midjourneyの新機能「Edit&Retexture」のテスト時点で利用できる条件は以下のとおりです。以下のどれかに当てはまれば利用できます。
- プラン契約を年払いでしている
- 12か月以上プラン契約をしている
- 1万枚以上の画像を生成している
All of these things are very new, and we want to give the community and human moderation staff time to ease into it gently, so for this first release phase, we’re opening up these features to the following community groups:
引用:Discordでのアナウンス(Midjourney)
- People who have generated at least 10,000 images
- People with yearly memberships
- People who have been monthly subscribers for the past 12 months (we tried to be more nuanced, but it’s complicated with the database, sorry!)
新機能の正式リリース日程はまだ公開されていません。
しかし、より高精度な体験ができるようテストしている最中ですので、上記条件に当てはまらない方は、正式リリースの日を楽しみに待っていましょう。
Midjourneyのお知らせは、公式X(旧Twitter)やDiscord版で行われていますので、ぜひチェックしてみてください。
Midjourneyの新機能「Edit&Retexture」で何ができる?
Midjourneyの新機能「Edit&Retexture」では、アップロードした画像に編集を加えられます。
Midjourneyで生成した画像はもちろん、あなたが持っている写真も使えますし、URLを入力すればWeb上の画像も使用可能です。
参考:Discordでのアナウンス(Midjourney)
動画でも紹介されているとおり、プロンプトを打ち込んで、画像に要素を加えたり、画像全体のテイストを変えたりできます。
All image editing actions can be controlled via text prompting and region selection.
【日本語訳】
すべての画像編集操作は、テキストプロンプトと領域選択で制御できます。The image editor lets you upload images from your computer and then expand, crop, repaint, add, or modify things in the scene.
引用:updates(Midjourney)
【日本語訳】
画像エディタでは、コンピュータから画像をアップロードし、シーン内の要素の拡大、トリミング、再描画、追加、または修正が可能です。
また、スタイルリファレンス(画像のスタイルを参照)やキャラクターリファレンス(画像のキャラクターの描き方を参照)にも対応しています。
The editor is compatible with model personalization, style references, character references, and image prompting.
引用:updates(Midjourney)
【日本語訳】
このエディタは、モデルのパーソナライズ、スタイル参照、キャラクター参照、画像プロンプトに対応しています。
新機能「Edit&Retexture」を活用すれば、持っている写真や画像を使って、よりクリエイティブで面白みのある画像を作りあげられることがわかります。
では、新機能「Edit&Retexture」のそれぞれについて詳しく解説します。
Edit
「Edit」は、画像の編集したい部分を選択し、プロンプトで指示を与えて編集する機能です。
たとえば以下画像のように、空間にクジラやオブジェを登場させることができます。

参考:X(旧Twitter)の投稿

参考:X(旧Twitter)の投稿
「Edit」機能は、これまでのMidjourneyにも搭載されていましたが、Midjourneyで生成した画像でしか編集を行えませんでした。
今回のアップデートで、アップロードした画像にも行えるようになっています。各編集機能の位置も、画面上から左に変わりました。
「Edit」機能での部分的な画像編集は以下の手順で行います。
- 「Erase」で編集したい箇所を塗りつぶす
- プロンプト入力欄に編集後の内容を入力する
- 「Submit Edit」をクリック
部分的な画像編集のほか、アスペクト比を変更したり、画像のサイズを調節したりできます。
画像のサイズを小さくして生成すれば、余白にあたる部分が自動で追加されます。
たとえば画像を左下に位置させて、プロンプトに「オフィス」と入力すれば、背景がオフィスの画像を生成できるのです。
また、これまでの「Edit」機能では、編集して生成した画像は「Create」の画面に移動して確認する必要がありました。
しかし今回のアップデートで、「Edit」の画面内で出力結果を確認できるようになりました。生成のたびにページを移動しなくて済むので便利です。
Retexture
「Retexture」は、画像全体のテイストを変化させる機能です。「re-texture」には「質感の再構築」「表面の再加工」という意味があります。
以下の動画のように、画像全体に描かれているものを保持しつつ、描き方のバリエーションを変えられるのです。
参考:Discordでのアナウンス(Midjourney)
参考:Discordでのアナウンス(Midjourney)
「Retexture」機能を使えば、あなたの写真をアニメ風にしたり、風景の写真を油絵風にしたりできます。アイコンや背景画像の作成にもってこいの機能と言えるでしょう。
また、写真や風景画像だけでなく、テキストの雰囲気も変えられます。
Canvaなどの画像編集ツールでテキストの画像を作成してアップロードすれば、輝いていたり燃えていたりするテキストを作れるのです。
Midjourneyの新機能で画像編集ツール要らず!?
2024年10月24日に登場したMidjourneyの新機能「Edit&Retexture」は、アップロードした画像を編集できる機能です。
これまであった「Edit」機能ではMidjourneyで生成した画像しか編集できませんでしたが、今回の新機能の登場により、さまざまな画像編集ツールの存在が危ないかもしれません。
今回の新機能はまだテスト版で、精度アップに向けて調整している最中です。正式にリリースされれば、より面白くクオリティの高い体験ができるでしょう。
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記事を書いた人

木村凛日
フリーランスのSEOライター・ディレクター。
AIツールを活用したリサーチ・画像生成を日々行っています。
200名以上のWebライターの育成経験あり。
メディア分析・リライトも担当しています(他メディア)。
パンダが好きです。
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