【2025年3月版】Claudeの料金プランを解説!APIの価格・他ツールとの比較も

Claude(クロード)は、アメリカのAnthropic社が開発した最先端の対話型AIツールです。
ChatGPT(チャット・ジーピーティー)やGemini(ジェミニ)に肩を並べる存在として注目されており、有料版の利用を検討している方も多いでしょう。
しかし、Claudeの料金プランとその内容を把握してから課金しなければ、期待していた成果を得られなかったり、無駄な費用が発生したりするリスクもあります。
本記事では、Claudeの料金プランやAPIの価格・他のAIツールとの料金比較について詳しく解説します。
この記事を読めば、Claudeの料金に関する知識を理解でき、自分に合った料金プランを選択してClaudeを効果的に活用できるようになるでしょう。

監修者
SHIFT AI代表 木内翔大
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目次
Claudeの料金プランは全4種類

まずはClaudeの料金プランを解説します。
現在Claudeでは、以下4つの料金プランが展開されています。
- Freeプラン:無料
- Proプラン:20ドル(約2,990円)/月
- Teamプラン:月額25ドル(約3,738円)/月
- Enterpriseプラン:要問い合せ
※1ドル=約149円 計算(最新の為替レートにより変動)
各プランの違いは、以下の表にまとめました。
プラン | 対象 | 価格 | 利用可能モデル | メッセージ制限 | 特徴 |
---|---|---|---|---|---|
Freeプラン | 個人向け | 無料 | Claude 3.7 Sonnet | 約4~5時間ごとに10回程度の利用制限あり | 通常のチャットに加え、画像やドキュメントについても質問可能 |
Proプラン | 個人向け | 20ドル(約2,990円)/月(1ユーザー) | Claude 3.7 Sonnet Claude 3 Opus Claude 3.5 Haiku | Freeプランの5倍のメッセージ使用が可能 | Extended thinking mode(拡張思考モード)が可能 プロジェクト機能 回線混雑時の優先アクセス 新機能の早期アクセス |
Teamプラン | 法人向け | 月額25ドル(約3,738円)/月 ※5名から利用可能 | Claude 3.7 Sonnet Claude 3 Opus Claude 3.5 Haiku | Proプランよりさらに多くの使用が可能 | チーム管理、共有機能 請求の一括管理 |
Enterpriseプラン | 法人向け | 要問い合わせ | Claude 3.7 Sonnet Claude 3 Opus Claude 3.5 Haiku | Teamプランよりさらに多くの使用が可能 | 大容量のテキストをアップロード可能 高度なセキュリティ(SSO、SCIM、JIT、ドメインキャプチャ、ロールベースの権限付与、監査ログ) データソースの統合 |
4つの料金プランのうち、FreeプランやProプランは個人向け、TeamプランやEnterpriseプランは法人向けに展開されています。
また、Claudeには、Claude 3.7 Sonnet、Claude 3 Opus、Claude 3.5 Haikuの3つのモデルがありますが、FreeプランではClaude 3.7 Sonnetのみ、Proプラン以上ではすべてのモデルが利用可能です。
※2025年2月25日、「Claude 3.5 Sonnet」 の後継「Claude 3.7 Sonnet」がリリースされました。
以下の表で、各モデルの主な違いも確認しましょう。
モデル | 特徴 | 長所 | 用途 |
---|---|---|---|
Claude 3.7 Sonnet | 拡張思考モードによるステップごとの推論を行う、業界初のハイブリッド推論モデル | 複雑な問題解決に優れた性能を発揮 | コーディング支援、複雑なデータ分析、計画立案など |
Claude 3 Opus | 最も高度な推論能力と知識を持つ最高性能モデル | 全体的なバランスが良く、多様なタスクに対応 | 複雑な分析や研究開発、大規模なデータ処理など |
Claude 3.5 Haiku | 短い応答や要約、簡潔な情報提供に特化したモデル | 処理速度が速く、応答が迅速 | 質問応答や要約作成、短文生成など |
各プランで利用できるモデルや機能・制限を理解し、適切なプランを選ぶことが、Claudeを最大限に活用するためのカギです。
ぜひ、自身のClaude活用の目的・用途と紹介した表の内容を照らし合わせて、プラン選択を検討してみましょう。
また、Claudeで利用できるモデルの違いについてより詳しく知りたい方は、以下の記事で詳しく紹介しています。合わせて参考にしてみてください。

【完全網羅】Claudeの特徴や料金、活用事例まで解説
Claude(クロード)は、アメリカのAnthropic社が開発した大規模言語モデルを用いた対話型生成AIです。この記事では、Claudeの特徴や料金プラン、活用事例を網羅的に解説します。
さらに、Claudeの無料版については以下の記事で詳しく紹介しています。
無料版が気になっている方は、こちらもぜひ参考にしてみてください。
関連記事:Claudeの無料版でできること&有料版との違いは? 回数制限や使い方も
ClaudeのAPI料金
続いては、ClaudeのAPI料金について解説します。
ClaudeのAPIは、モデルごとに異なり、入力と出力のトークン数にもとづいて料金が計算されます。
以下に、主要なモデルごとのAPI料金をまとめました。
モデル | 入力 | 出力 |
---|---|---|
Claude 3.7 Sonnet | 3ドル (約448円)/100万トークン | 15ドル (約2,242円)/ 100万(Mを削除)トークン |
Claude 3 Opus | 15ドル(約2,242円) / 100万トークン | 75ドル(約11,213円) /100万トークン |
Claude 3.5 Haiku | 0.8ドル (約118円)/ 100万トークン | 4ドル(約593円) /100万トークン |
大量のデータ処理や高度な分析が必要な場合には、高性能モデルのClaude 3.7 Sonnet、Claude 3 Opusが適しています。
一方で、日常的な業務やコスト重視の場合には、Claude 3.5 Haikuが最適な選択です。
性能とコストのバランスを考慮し、どのモデルが最適かを検討することが重要です。
Claudeと他のAIモデルの利用料金の違い
最後に、Claudeと他社の代表的なAIモデルの利用料金の違いを比較します。
今回は性能のレベルが近い、ChatGPT・Gemini・Llama(ラマ)を比較対象として違いを表にまとめました。
サービス名 | 個人利用料金 | 主要モデル | 概要 |
---|---|---|---|
Claude | 無料版:Claude 3.7 Sonnetのみ・制限あり 有料版:月額20ドル(約2,989円) | Claude 3.7 Sonnet Claude 3 Opus Claude 3.5 Haiku | 最上位モデルを利用するには有料プランが必要 |
ChatGPT | 無料版:制限あり 有料版:月額20ドル(約2,989円)、月額200ドル(約29,890円) | GPT-4.5 GPT-4o OpenAI o3 mini OpenAI o1 | Open AI開発 2025年2月28日から最新モデル(GPT-4.5)が有料版で利用可能 |
Gemini | 無料版:制限あり 有料版:月額2,900円(税込) | Gemini 2.0 Flash Gemini 2.0 Flash Thinking Experimental Gemini 2.0 Pro | Google 開発 無料で使えるのはGemini 2.0 Flash、Gemini 2.0 Flash Thinking Experimental 最初の1ヵ月間は無料のため最もリーズナブル |
Llama | 完全無料 | Llama 3.1 Llama 3.2 Llama 3.3 | Meta開発 オープンソースとして提供されているため誰でも自由に利用可能 商用利用も可能 |
以下でそれぞれのツールの概要を解説します。
ChatGPT

ChatGPTは、OpenAI社が提供する高精度な対話型AIツールです。
資料作成やプログラミング、翻訳、カスタマーサポート、画像認識、画像生成などさまざまなタスクに対応可能な汎用性の高さが特徴です。
2025年2月28日から、最新モデル(GPT-4.5)が有料版で利用可能になりました。
ChatGPTの無料版と有料版の違いは、以下のとおりです。
プラン | 価格 |
---|---|
無料版 | 無料 基本的な機能を利用可能 一定量使用すると一時的に利用制限がかかる |
ChatGPT Plus | 月額20ドル(約2,989円) |
ChatGPT Pro | 月額200ドル(約29,890円) |
API利用時の料金を以下に示します。
モデル | 入力 | 出力 |
---|---|---|
GPT-4.5 | 75.00ドル(約11,139円)/100万トークン | 150.00ドル(約22,278円)/100万トークン |
GPT-4o | 入力 2.50ドル(約371円)/100万トークン | 出力 10.00ドル(約1,485円)/100万トークン |
表のように、GPT-4.5のAPI料金は、他モデルと比較すると圧倒的に高いです。
コストを抑えたい方は、他のモデルを利用するか、値下げされるまで待ちましょう。
Gemini

Geminiは、Google社が開発した対話型AIチャットツールです。
文章・画像・音声・動画など複数の種類のデータを同時に学習・処理でき、同社のGmailやドキュメント・スプレッドシートとの連携してタスクをこなすこともできます。
最初の1か月間は無料で利用できるため、誰でも気軽に利用しやすい点も魅力です。
Geminiの無料版と有料版の違いは、以下のとおりです。
プラン | 価格 |
---|---|
無料版 | 無料 Gemini 2.0 Flash、Gemini 2.0 Flash Thinking Experimentalモデルが利用可能 |
Gemini Advanced | 月額2,900円(税込) |
API利用時の料金を以下に示します。
モデル | 入力 | 出力 |
---|---|---|
Gemini 2.0 Flash | 0.10ドル(約14円)/100万トークン(テキスト・画像・動画) 0.70ドル(約103円)/100万トークン(音声) | 0.40ドル(約59円)/100万トークン (テキスト) |
GeminiのAPIは、テキストや動画などの項目によって料金が変動します。
無料枠もあるため、初めてAPIを利用する方や費用をかけたくない方は、Geminiをおすすめします。
Llama

Llamaは、Meta社が開発した対話型AIモデルです。
GPT-4を凌駕するほど高性能ながら、完全無料で誰でも自由に利用可能、かつ商用利用可能なオープンソースモデルとして注目を集めています。
開発者や研究者が自由にモデルを改良したり、特定の用途に合わせてカスタマイズしたりできる点が魅力です。
ただし、日常業務で活用する場合には、他のサービスと比べて使いやすさにおいて劣る可能性があります。
API利用時の料金を以下に示します。
モデル | 入力 | 出力 |
---|---|---|
Llama 3.3 | 0.1ドル(約14円)/100万トークン | 0.4ドル(約59円)/100万トークン |
LlamaのAPIは、リーズナブルに利用できる点が魅力です。
コストを抑えたい方や幅広い用途で使いたい方は、気軽に試すことができるでしょう。
Claudeの料金を知って目的・用途に合ったプランを選択しよう
本記事では、Claudeの料金プランやAPIの価格、他のAIツールとの比較を詳しく解説しました。
Claudeには4つの料金プランがあり、料金に応じて使えるモデルや機能が異なります。
今回紹介した内容をもとに、各プランの違いを理解して、自分の目的や用途に合ったものを選んでみてください。
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記事を書いた人

福原瑶子
SEO&ライティング歴5年以上。
日々ChatGPT・Claude・Gemini・Notion のようなAIツールを駆使し、記事作成やプライベートにも積極的に活用。
生成AIパスポート合格。生産性をアップできる便利なアプリやツール・拡張機能の情報を探すのが好き。
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