Claude(クロード)は、アメリカのAnthropic社が開発した最先端の対話型AIツールです。
ChatGPT(チャット・ジーピーティー)やGemini(ジェミニ)に肩を並べる存在として注目されており、有料版の利用を検討している方も多いでしょう。
しかし、Claudeの料金プランとその内容を把握してから課金しなければ、期待していた成果を得られなかったり、無駄な費用が発生したりするリスクもあります。
本記事では、Claudeの料金プランやAPIの価格・他のAIツールとの料金比較について詳しく解説します。
この記事を読めば、Claudeの料金に関する知識を理解でき、自分に合った料金プランを選択してClaudeを効果的に活用できます。
ぜひ内容を参考にしてみてください。
|監修者
(株)SHIFT AI 代表取締役 / GMO他複数社AI顧問 / 生成AI活用普及協会理事 / Microsoft Copilot+ PCのCMに出演 / 国内最大級AI活用コミュニティ(会員5,000人超)を運営。
『日本をAI先進国に』実現の為に活動中。Xアカウントのフォロワー数は9万人超え(2024年9月現在)
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Claudeの料金プランは全4種類
まずはClaudeの料金プランを解説します。
現在Claudeでは、以下4つの料金プランが展開されています。
- Freeプラン:無料
- Proプラン:20ドル(約2,990円)/月
- Teamプラン:月額25ドル(約3,738円)/月
- Enterpriseプラン:要問合せ
※1ドル=約149円 計算(最新の為替レートにより変動)
各プランの違いは、以下の表にまとめました。
プラン | 対象 | 価格 | 利用可能モデル | メッセージ制限 | 特徴 |
---|---|---|---|---|---|
Freeプラン | 個人向け | 無料 | Claude 3.5 Sonnet | 約4~5時間ごとに10回程度の利用制限あり | 画像やドキュメントについて質問可能 |
Proプラン | 個人向け | 20ドル(約2,990円)/月(1ユーザー) | Claude 3.5 Sonnet Claude 3 Opus Claude 3 Haiku | 無料プランの5倍のメッセージ使用が可能 | 優先帯域幅と可用性 新機能の早期アクセス |
Teamプラン | 法人向け | 月額25ドル(約3,738円)/月 ※5名から利用可能 | Claude 3.5 Sonnet Claude 3 Opus Claude 3 Haiku | Proプランよりさらに多くの使用が可能 | コラボレーション 中央請求および管理 |
Enterpriseプラン | 法人向け | 営業担当に問い合わせ | Claude 3.5 Sonnet Claude 3 Opus Claude 3 Haiku | Teamプランよりさらに多くの使用が可能 | 拡張コンテキストウィンドウ シングルサインオン(SSO) ドメインキャプチャ きめ細かな権限設定(ロールベース) クロスドメインID管理(SCIM) 監査ログ – データソースの統合 |
4つの料金プランのうち、FreeプランやProプランは個人向け、TeamプランやEnterpriseプランは法人向けに展開されています。
また、Caudeには、Claude 3.5 Sonnet、Claude 3 Opus、Claude 3 Haikuの3つのモデルがありますが、FreeプランではClaude 3.5 Sonnetのみ、Proプラン以上ではすべてのモデルが利用可能です。
以下の表で、各モデルの主な違いも確認しましょう。
モデル | 特徴 | 長所 | 用途 |
---|---|---|---|
Claude 3.5 Sonnet | 高度な自然言語処理と深い洞察を提供するモデル | 長文の処理や複雑な問題解決に優れている | リアルタイムでコンテンツ生成や編集が可能複雑なテキスンテンツ生成など |
Claude 3 Opus | 最も高度な推論能力と知識を持つ最高性能モデル | 全体的なバランスが良く、多様なタスクに対応 | 複雑な分析や研究開発、大規模なデータ処理など |
Claude 3 Haiku | 短い応答や要約、簡潔な情報提供に特化したモデル | 処理速度が速く、応答が迅速 | 質問応答や要約作成、短文生成など |
各プランで利用できるモデルや機能・制限を理解し、適切なプランを選ぶことが、Claudeを最大限に活用するためのカギとなります。
ぜひ自身のClaude活用の目的・用途と、紹介した表の内容を照らし合わせて、プラン選択を検討してみましょう。
また、Claudeで利用できるモデルの違いについてより詳しく知りたい方は、以下の記事で詳しく紹介しています。
合わせて参考にしてみてください。
さらに、Claudeの無料版については以下の記事で詳しく紹介しています。
無料版が気になっている方は、こちらもぜひ参考にしてみてください。
ClaudeのAPI料金
続いては、ClaudeのAPI料金について解説します。
ClaudeのAPIは、モデルごとに異なり、入力と出力のトークン数にもとづいて料金が計算されます。
以下に、主要なモデルごとのAPI料金をまとめました。
モデル | 入力 | 出力 |
---|---|---|
Claude 3.5 Sonnet | 3ドル (約448円)/100万トークン | 15ドル (約2,242円)/ 100万Mトークン |
Claude 3 Opus | 15ドル(約2,242円) / 100万トークン | 75ドル(約11,213円) /100万トークン |
Claude 3 Haiku | 0.25ドル (約37 円)/ 100万トークン | 1.25ドル(約186円) /100万トークン |
大量のデータ処理や高度な分析が必要な場合には、Claude 3 Opusのような高性能モデルが適しています。
一方で、日常的な業務やコスト重視の場合には、Claude 3.5 SonnetやClaude 3 Haikuが最適な選択となります。
性能とコストのバランスを考慮し、どのモデルが最適かを検討することが重要です。
Claudeと他のAIモデルの利用料金の違い
最後に、Claudeと他社の代表的なAIモデルの利用料金の違いを比較します。
今回は性能のレベルが近い、ChatGPT・Gemini・Llama(ラマ)を比較対象として違いを表にまとめました。
サービス名 | 個人利用料金 | 主要モデル | 概要 |
---|---|---|---|
Claude | 無料版:Claude 3.5 Sonnet・制限あり 有料版:月額20ドル (約2,989円) | Claude 3.5 Sonnet Claude 3 | 最上位モデルを利用するには有料プランが必要 |
ChatGPT | 無料版:制限あり 有料版:月額20ドル (約2,989円) | GPT-4o GPT-4o mini | Open AI開発 2024年5月15日から最上位モデル(GPT-4o)が無料利用可能 |
Gemini | 無料版:Gemini 1.0 Proのみ・制限あり 有料版:月額2,900円 | Gemini 1.0 Pro Gemini 1.5 Pro Gemini 1.5 Flash | Google 開発 無料で使えるのはGemini 1.0 Pro 最初の2ヵ月間は無料のため最もリーズナブル |
Llama | 完全無料 商用利用も可能 | Llama 2 | Meta開発 オープンソースとして提供されているため誰でも自由に利用可能 |
以下でそれぞれのツールの概要を解説します。
ChatGPT
ChatGPTは、OpenAI社が提供する高精度な対話型AIツールです。
資料作成やプログラミング、翻訳、カスタマーサポート、画像認識、画像生成などさまざまなタスクに対応可能な汎用性の高さが特徴です。024年5月から最上位モデルのGPT-4oが無料版でも利用可能になりました。
- 無料版:
基本的な機能を利用可能
一定量使用すると一時的に利用制限がかかる - 有料版:
ChatGPT Plus 月額20ドル(約2,298円) - API利用時の料金:
- GPT-4o:
入力 5ドル(約747円)/100万トークン、出力 15ドル(約2,242円)/100万トークン - GPT-3.5 Turbo:
入力 0.50ドル(約74円)/100万トークン、出力 1.50ドル(約224円)/100万トークン
- GPT-4o:
Gemini
Geminiは、、Google社が開発した対話型AIチャットツールです、
文章・画像・音声・動画など複数の種類のデータを同時に学習・処理でき、同社のGmailやドキュメント・スプレッドシートとの連携してタスクをこなすこともできます。
最初の2か月間は無料で利用できるため、誰でも気軽に利用しやすい点も魅力です。
- 無料版:
Gemini 1.0 Proモデルが利用可能 - 有料版(Gemini Advanced): 月額2,900円
- API利用時の料金 (Gemini 1.5 Pro):
- 入力 3.50ドル(約523円)/100万トークン (128,000トークンまで)
- 出力 10.50ドル(約 1,569円)/100万トークン (128,000トークンまで)
Llama
Llamaは、Meta社が開発した対話型AIモデルです。
GPT-4を凌駕するほど高性能ながら、無償で商用利用可能なオープンソースモデルとして注目を集めています。
開発者や研究者が自由にモデルを改良したり、特定の用途に合わせてカスタマイズしたりできる点が魅力です。
ただし日常業務で活用する場合には、他のサービスと比べて使いやすさにおいて劣る可能性があります。
- 完全無料: 誰でも自由に利用可能
- 企業向けカスタマイズプランを提供予定
Claudeの料金を知って目的・用途に合ったプランを選択しよう
本記事では、Claudeの料金プランやAPIの価格、他のAIツールとの比較を詳しく解説しました。
Claudeには4つの料金プランがあり、料金に応じて使えるモデルや機能が異なります。
今回紹介した内容をもとに、各プランの違いを理解して、自分の目的や用途に合ったものを選んでみてください。
手軽に始めたい方は無料のFreeプラン、本格的に業務で活用したい方はProプランがおすすめです。
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