【初心者でも簡単】Claude「Artifacts」機能の使い方をやさしく解説
Claude(クロード)の最新モデルClaude3.5 Sonnetには、視覚的なコンテンツを生成できるArtifacts(アーティファクト)という機能が搭載されています。
しかし、「便利そうだけど、どう使えばいいのかわからない」と悩む方も多いのではないでしょうか。
とくに新しい機能が登場すると、試してみたい気持ちはあるものの、専門的な説明に戸惑い、そのまま利用を諦めてしまうケースも見受けられます。
本記事では、Artifacts機能の概要や使い方、具体的な活用例までやさしく解説していきます。
この記事を読むことで、Artifacts機能を日常生活や仕事で活用できるようになり、生産性を大幅に向上させることができます。ぜひ、内容を参考にしてみてください。
監修者
SHIFT AI代表 木内翔大
(株)SHIFT AI 代表取締役 / GMO他複数社AI顧問 / 生成AI活用普及協会理事 / Microsoft Copilot+ PCのCMに出演 / 国内最大級AI活用コミュニティ(会員5,000人超)を運営。
『日本をAI先進国に』実現の為に活動中。Xアカウントのフォロワー数は9万人超え(2024年9月現在)
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目次
【Claude3.5 Sonnetで利用可】Artifacts機能とは?
Artifacts(アーティファクト)は、Claudeの最新モデルClaude3.5 Sonnetに搭載されている、リアルタイムで視覚的なコンテンツを生成できる機能です。
ウェブサイトのプロトタイプ作成、プログラミングコードの生成、マインドマップなどを作成することができ、アイデアの視覚的共有やプロトタイプ開発の迅速化、複雑な情報の理解促進にも貢献します。
作成したコンテンツは、必要に応じて編集や保存も可能です。
Artifacts機能を活用することで、プログラマーやデータアナリストなど専門家だけでなく、一般のユーザーも複雑な情報の分析やコンテンツ制作が簡単に行えるようになります。
Artifacts機能は無料で使える
ClaudeのArtifacts機能は、すべてのユーザーが無料で利用することが可能です。
Artifacts機能が搭載されているClaudeの最新モデルClaude3.5 Sonnetは、4〜5時間に10回程度の制限(変動あり)の中で、無料で利用することができます。
これに伴い、Artifacts機能も回数制限はあるものの、無料で利用することが可能となっています。
有料のProプランやTeamプランでは利用回数の上限が増えるため、自身のニーズに応じて最適なプランを選択しつつ、Artifacts機能を柔軟に活用しましょう。
Claudeの他のモデルの特徴や、料金プランについてより詳しく知りたい方は、以下の記事もご覧ください。
【完全網羅】Claudeの特徴や料金、活用事例まで解説
Claude(クロード)は、アメリカのAnthropic社が開発した大規模言語モデルを用いた対話型生成AIです。この記事では、Claudeの特徴や料金プラン、活用事例を網羅的に解説します。
【スクショ付き】Artifactsの使い方をやさしく解説
本章では、Artifacts機能の使い方をやさしく解説していきます。
- Claudeを開き、Claude3.5 Sonnetを選択する
- プロンプト入力欄に、テキストを入力する
- 必要に応じて追加の指示を出し、修正を行う
- コンテンツのコードやファイルをダウンロードする
スクショ付きでステップごとに説明していくので、実際に手を動かしながら記事を読み進めてみてください。
1.Claudeを開き、Claude3.5 Sonnetを選択する
まずはブラウザでClaudeを開きます。
プロンプト入力欄の左下を押し、Claude3.5 Sonnetを選択します。
無料プランの場合は、Claude3.5 Sonnetのみ利用可能なのでモデルの選択は不要です。
Claude3.5 Sonnetの選択が完了すれば、Artifacts機能は自動で使用できるようになります。
2.プロンプト入力欄に、テキストを入力する
通常のClaudeの使い方と同じく、プロンプト入力欄にテキストを入力しましょう。
この際、コンテンツ作成や数値分析等を依頼することで、自動でArtifacts機能を用いて生成を行ってくれます。
今回は、以下のプロンプトを使用しました。
Artifacts機能を用いて生成された、Todoリストアプリがこちらです。
生成されたコードやドキュメントは、動画内の画面右側にあるArtifacts専用ウィンドウに表示されます。
Previewボタンでプレビューを表示でき、Codeボタンを押すことでコードを確認することもできます。
3.必要に応じて追加の指示を出し、修正を行う
必要に応じて、プロンプト入力欄に追加の指示を入力し、修正を行います。
今回は、追加で「色を付けて、デザインを改善して」と修正の指示を出しました。
再生成されたTodoリストアプリがこちらです。
Artifacts専用ウィンドウの左下にある、Version 2 of 2ボタンを選択することで、修正前のコンテンツを再度確認することもできます。
これにより、試行錯誤しながら最適なコンテンツを生成することが可能です。
4.生成されたコンテンツのコードやファイルをダウンロードする
Artifacts専用ウィンドウの右下にある、コピーマークを押すことで、生成されたコンテンツのコードをコピーできます。
また、コピーマークの横のダウンロードボタンを押すことで、ファイルをダウンロードすることが可能です。
【プロンプト付き】Artifactsの活用例3選を紹介
本章では、ClaudeArtifacts機能の活用例3選を紹介していきます。
- シンプルな天気アプリを作成
- 企業のランディングページを作成
- リッチなプレゼン用スライドを作成
実際のプロンプト付きで紹介していくので、ぜひ試してみてください。
シンプルな天気アプリを作成
Artifacts機能を活用すれば、シンプルな天気アプリを作成することができます。
使用したプロンプトは以下です。
瞬時に、シンプルな天気アプリが生成されました。
Artifacts機能を使うことで、プログラミング初心者でも、リアルタイムでコードとプレビューを確認しながら天気アプリを開発できます。
企業のランディングページを作成
Artifacts機能を用いることで、企業のランディングページも作成することができます。
使用したプロンプトは以下です。
完成した企業のランディングページがこちらです。
Artifacts機能を活用すれば、HTMLとCSSでの構造とデザイン作成やSVGでのグラフィック作成、Reactでの複雑なUI構築が可能です。
開発コストと時間の削減、高品質なコード生成、迅速なプロトタイピングが可能となり、プログラミングの専門知識が少ない担当者でも、質の高いウェブサイトを作成できるようになるでしょう。
リッチなプレゼン用スライドを作成
Artifacts機能を活用することで、リッチなプレゼン用スライドを作成することができます。
使用したプロンプトは以下です。
完成したスライドがこちらです。
テキスト、画像、グラフなど多様な要素を組み込んだ魅力的なデザインのプレゼンテーション資料が瞬時に作成できます。
テーマや概要を伝えるだけで、資料の内容まで作成してくれる点もポイントです。
Artifacts機能を用いることで、プレゼン資料作成時間の大幅短縮やアイデアの即座のビジュアル化が可能になり、生産性を大幅に向上できるでしょう。
ClaudeのArtifacts機能を活用し、生産性を向上しよう!
Artifacts機能は、Claude 3.5 Sonnetに搭載された、視覚的なコンテンツを生成できる機能です。
本来であれば複雑なコードが必要となる、天気アプリや企業のランディングページなども、AIと対話をするだけで簡単に作成することができます。
Artifacts機能を活用することで、専門的な技術を持っていないとしても、アイデアを形にするプロセスが一段と身近になります。
ClaudeのArtifacts機能だけでなく、さまざまなAI技術を活用し、日常のさまざまなプロジェクトに挑戦し、新しい可能性を広げてみてはいかがでしょうか。
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記事を書いた人
鈴木智絵
SEO・インタビューライター。
SHIFT AIではX運用にも携わっています。
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