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  • 生成AIトレンド

OpenAI、2025年度レジデンシープログラムの募集開始 – 年収3,000万円超の破格の待遇で人材獲得へ

ChatGPTの開発元であるOpenAIは、2025年度のレジデンシープログラムの募集を開始しました。このプログラムは、数学、物理学、神経科学などのディープラーニング以外の分野から優秀な人材を集め、AIリサーチャーとして育成する取り組みです。

本記事では、OpenAI公式が発行したプログラムの概要を日本語に翻訳しつつ、噛み砕いてわかりやすく解説します。世界トップレベルのAI企業「OpenAI」がどのような人材を欲しているのか、ぜひ本記事でご確認ください。

監修者

SHIFT AI代表 木内翔大

(株)SHIFT AI 代表取締役 / GMO AI & Web3株式会社AI活用顧問 / 生成AI活用普及協会理事 / Microsoft Copilot+ PCのCMに出演 / 国内最大級AI活用コミュニティ SHIFT AI(会員1万人超)を運営。
『日本をAI先進国に』実現のために活動中。Xアカウントのフォロワー数は10万人超え(2025年1月現在)

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AIトップ企業が描く異分野からの人材育成戦略

OpenAIのレジデンシープログラムは、数学、物理学、神経科学などのディープラーニング以外の分野の研究者や優秀なソフトウェアエンジニアに向けた育成プログラムです。

プログラムの特徴は、実際のAI研究チームに配属され、OpenAIの研究者からメンタリングを受けながら、最先端のAI課題に取り組む実践的な育成体制です。この取り組みは、多様な視点や経験を持つ人材を広く受け入れることで、AIの発展が人類全体の利益につながることを目指す同社のミッションと深く結びついています。

6か月で即戦力へ成長させることが目標

レジデンシープログラムのプログラムでは、6か月間にわたり実際のAI研究チームに所属して実践的なスキルを習得します。

参加者はOpenAIの研究者から直接指導を受けながら、最新のAI課題に取り組みます。座学的な教育や研修ではなく、実際のプロジェクトを通じた学習機会が提供される点も特徴です。

参加者は6か月間で段階的にスキルを向上させ、プログラム終了時には正社員として活躍できる水準まで成長することが期待されています。

求められる人材像と応募要件

OpenAIが求める人材の核となる要件は以下のとおりです。

必須要件
プログラミング言語とソフトウェア開発における高い専門性
線形代数、統計学、確率論、微積分学などの数学的概念への精通
プログラム終了後にOpenAIへの正社員としての入社が可能
歓迎要件
大規模ソフトウェアシステムの開発実績
数学・科学・プログラミングコンテストでの受賞経験
高い引用数を持つ論文の執筆実績
機械学習の基礎を独学で学習した経験
AIの画期的な発見と人類への貢献に対する強い意欲

また、採用は複数回の技術面接の通過が必要とされています。応募締切は2024年10月25日で、入社時期はチームの状況に応じて柔軟に設定されます。

なお、人種や国籍については言及されていないため、日本人でも応募可能です。

注目の待遇 – 給与・勤務形態・支援制度

OpenAIのレジデンシープログラムの給与水準は21万ドル(約3,150万円※)に設定されています。さすが、世界トップのAI企業といった給与水準です。
※為替レート:1ドル=150円

勤務形態はハイブリッド型を採用し、週3日のオフィス勤務が基本となります。勤務地はサンフランシスコで、転居を伴う場合は引っ越し支援制度も用意されています。

プログラム参加者には、研究者によるメンタリングや技術指導など、手厚い支援体制が整えられています。また、プログラム修了後は正社員としての採用が前提です。

なぜ今、OpenAIは異分野人材を求めるのか

OpenAIが異分野からの人材を積極的に求める背景には、AI研究における多様な視点の重要性があります。数学、物理学、神経科学といった分野の専門家は、それぞれの領域で培った独自の問題解決手段や思考法をもっています。これらの知見は、AI研究に新たな視点や方法論をもたらす可能性を秘めています。

また、OpenAIの企業理念には「AI技術が人類全体の利益につながるものでなければならない」という考えが根付いています。この理念を実現するためには、多様な学問分野からの知見を取り入れ、AIの開発と応用における幅広い可能性を探求する必要があります。異分野からの人材は、AI技術の新たな応用領域を見出し、社会実装における課題を多角的に検討できる存在として期待されていると考えられます。

【まだ間に合う】OpenAIのレジデンシープログラムに応募してみては?

OpenAIのレジデンシープログラムには人種や国籍に関する応募要件は記載されておらず、日本人でも応募可能です。そしてサンフランシスコを拠点としているため、引っ越しサポートも提供されます。

プログラミングや高度な数学のスキルなどの要件を満たしている方は、2024年10月25日までに以下の公式申込フォームから申し込んでみてはいかがでしょうか?
OpenAI Residency 2025

とはいえ、OpenAIでのキャリアは英語力はもちろん、数学やプログラミングなどで突出した能力が必要です。

弊社SHIFT AIでは、OpenAIでのキャリアとはいかないまでも、今のAI時代に必要とされるAI人材になるためのセミナーを開催しています。無料で参加できるため、お気軽に申し込んでみてください。

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記事を書いた人

SHIFT AI TIMES編集長

大城一輝

フリーランスとしてライター、ディレクター、生成AIコンサルタントとして活動している。AI活用の講師も多数経験。
SHIFT AIではオウンドメディア(SHIFT AI TIMES)の編集長を担当。
また、SHIFT AIのモデレーターとしてコミュニティ運営や講師にも携わっている。
G検定・生成AIパスポート・Generative AI Test合格
Google AI Essentials修了
ノーコード生成AIツール「Create.xyz」公式アンバサダー
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