『SHIFT AI Junior』が拓く未来。AIと子供たちの「尖った才能」を共創する

AIがあたり前になる時代に、子どもたちに本当に必要な力とは何か。
その問いから生まれたのが、中高生向け次世代AI教育プロジェクト「SHIFT AI Junior」です。
AIを思考を奪う存在ではなく、可能性を広げる伴走者として捉える——そんな新しい学びの形を、SHIFT AIはCSR活動の一環として推進しています。
本プロジェクトをリードする安永智也さんに、立ち上げの背景と、そこに込めた想いを伺いました。

安永 智也さん
肩書き:Junior事業責任者/生成AI教育ディレクター
広告代理店、製造業、災害支援など多様な現場経験を経て、現在は生成AIの社会実装と人材育成に取り組む。
大人向けの生成AI研修・企業支援に数多く携わる中で、「これからの時代を生きる子どもたちに、早い段階で”考える力”と”使いこなす力”を届ける必要がある」と考え、Junior事業を立ち上げ。
生成AIを単なる便利な道具ではなく、思考を広げ、選択肢を増やす学びのパートナーとして位置づけ、子どもと保護者の双方が安心して向き合える設計を大切にしている。
Junior事業では責任者として、コンセプト設計から教材方針、体験設計までを統括している。
「どう教えればいい?」迷える親たちの葛藤
当社が運営する『SHIFT AI』。そのコミュニティで交わされる、親世代のリアルな悩みがプロジェクトの原点です。
「自分は使っているが、子どもへの教え方がわからない」
「AIに頼りすぎて、思考力が落ちるのが怖い」
進化の速いAIを前に、親世代が抱く期待と不安。プロジェクトをリードする安永さんもまた、一人の親としてその葛藤に深く共鳴しました。
「娘がAIで創造性を広げる姿を見る一方で、保護者の不安も痛いほど理解できました。だからこそ、ただツールを渡すのではなく、正しく・安全に、クリエイティブに使いこなすための“指針”が必要だと確信したのです」
AIリテラシーが、将来の選択肢を左右する時代です。
子どもたちがAIを「最強の伴走者」として味方につけられる環境を整えること——それは、SHIFT AIが次世代に向けて果たすべき、自然な使命でした。
AIは「答えを出す箱」ではなく「思考のコーチ」
当社が運営する『SHIFT AI』。そのコミュニティで交わされる、親世代のリアルな悩みがプロジェクトの原点です。
「自分は使っているが、子どもへの教え方がわからない」
「AIに頼りすぎて、思考力が落ちるのが怖い」
多くの保護者が抱く「AIに頼ると考えなくなるのでは?」という不安に対し、SHIFT AI Juniorでは明確な答えを持っています。
「私たちは、AIを『人類最高の知能を持つコーチ』と定義しています」と安永さんは話します。
大切なのは、AIを単なる「答えを書き写す道具」にしないこと。
ドリルの解答を丸写ししても実力がつかないのと同様、AIも使い方がすべてです。 たとえば「答えを教えて」ではなく、「解くためのヒントを段階的に出して」「僕の苦手な部分を分析して」とコーチ役を依頼する。
そうすることで、AIは思考を奪う存在から、思考を深めるパートナーへと変わります。安永さんは、これを「車とジム」の関係に例えます。
「車が普及して歩かなくなった分、人は車でジムへ行き、より高度なトレーニングができるようになりました。AIも同じです。単純な作業はAIに任せ、人間はより高度な思考に時間を使う。AIを人間の能力を高めるための道具として使いこなしてほしいんです」
AI時代、子供の個性を拓く「3つの力」
SHIFT AI Juniorのカリキュラムは、単なる操作習得の場ではありません。AIという「最強の鏡」を使いこなし、「個性の育成」に重きを置いています。
その核心となる要素が、「問題設定能力」「こだわり」「美意識」の3つです。
まず土台となるのが、解決すべき「問い」を立てる問題設定能力。
たとえば「部活動で活躍したい」といった自身の目標を言語化し、AIへ正しく依頼するプロセスを通じて、物事の本質を捉える力を養います。
さらに、AIの回答に満足せず追求する「こだわり」。そして、その追求の方向性を決める自分だけの「美意識」。
この3つを掛け合わせることで、AIは使い手の個性を映し出し、驚くような可能性を返してくれます。
こうしたプロセスを経て磨かれるものが「個性」です。
「AI時代だからこそ、平均的な正解ではなく、その子にしかない『尖った才能』を大切にしたい。それが、私たちが届けたい学びの本質です」と安永さんは語ります。
目指すは次世代の藤井聡太?AIと才能を共創しよう
SHIFT AI Juniorが目指す「強みを伸ばす」学びは、将棋界の藤井聡太さんの姿と重なります。
藤井さんが桁違いの強さを誇る理由の一つに、AIを敵視せず、共に高め合う「トレーニングパートナー」として活用したことがあります。将棋の世界で起きたこの変化は、今後あらゆる分野で巻き起こるでしょう。
自ら「問い」を立て、自分だけの「こだわり」と「美意識」を持って、AIと一緒に才能を育てていく。
そんな新しい学びの形があれば、住む場所や個性に縛られず、誰もが自分だけの可能性を爆発させることができます。
実際に、プロジェクトのイベントに参加した陸上部の中学生が、自身の悩みや目標をAIに相談し、パーソナライズされた解決策を見つけ出した事例も生まれています。
「かつての教育は、全員で平均点を目指すものでした。しかしこれからは、弱点をAIで補いながら、好きなことに特化して長所を伸ばしていく『尖った才能』こそが価値を持つ時代です。そんな子どもたちの背中を、AIと共に押していきたいんです」と安永さんは力を込めます。
大きな転換期、SHIFT AI Juniorが描く未来
「私たちは今、大きな転換点にいます。この変化をどう活かすかは、私たちの手の中にあります」
SHIFT AI Juniorは、子どもたちが大人になる、さらに先の将来を見据えています。
今後はオンライン講座に加え、全国各地で親子がリアルにAIの可能性に触れられる場を広げていく構想です。
AI教育に、まだ定まった「正解」はありません。
だからこそ、SHIFT AI Juniorは一方的な教育の場ではなく、親子と共に最適解を模索していく場所でありたいと考えています。
知らずに使われるのではなく、夢を叶えるための「最強の伴走者」としてAIを味方につける──そんな子どもたちが一人でも多く増えるよう、SHIFT AI Juniorはこれからも、次世代の可能性を信じ、共に歩み続けていきます。




