「ChatGPTのアプリを使おうと思ってるんだけど、どれが本物なのかからないなぁ」
「ChatGPTのアプリを使うなら、本物の公式アプリをうまく使いこなしたい」
ChatGPTはAI業界に革命を起こした、自然言語処理モデル。それゆえ、どれが本物なのか見分けもつきにくいほどに類似アプリが出回っているのが現状です。
この記事では、どれが本物のChatGPT公式アプリなのかを見分ける方法に加え、ChatGPTアプリをスマホで無料で活用する方法や、実際の活用事例もご紹介していきます。

ChatGPTを活用している人も増え、ChatGPTの知名度が高くなった今、ChatGPTを模倣したなんちゃってChatGPTがあふれています。機能性は本物のChatGPTがダントツなので、活用するのであればChatGP一択です。
本物のChatGPTアプリがどれか見分ける方法
市場にはChatGPTアプリの名を騙る偽物が溢れていますが、本物を確実に見分けるスキルは誰にとっても非常に価値のあるものです。この章では、まず本物のChatGPT公式アプリの独特な特徴について解説します。
それから、便利ながらも注意が必要な本物ではないアプリを確実に見分ける3つの手段をお伝えします。これによって、あなたが安全かつ効率的にChatGPTアプリを活用できるようになるでしょう。
本物のChatGPT公式アプリの特徴
本物のChatGPT公式アプリは、OpenAIが開発した素晴らしいAIテクノロジーを体験するためのものです。UI(ユーザーインターフェース)は比較的シンプルですが、その背後には高度な自然言語処理技術が搭載されています。
特徴としては以下の3つがあります。
- 開発元:開発元は「OpenAI」です。これは、当アプリがOpenAIの最新のGPT-3技術を利用している証拠となります。
- アプリ名:正規のアプリ名は「ChatGPT」です。他の名前で見かけた場合、偽物の可能性が高いです。
- 能力:本物のChatGPTは、自然な文章生成、質問応答、異なる視点からの評価など、多彩な能力を持っています。
これらの特徴を確認することで、本物のChatGPT公式アプリを見分けることができます。
本物ではないアプリを見分ける3つの方法
インターネット上には数多くのアプリが存在しますが、本物の「ChatGPT」アプリを見分けるためには、以下の3つのポイントをチェックすることが重要です。
- ChatGPTのロゴの特徴
- アプリ名は「ChatGPT」か
- ディベロッパーは「OpenAI」か
これら3つのチェックポイントを順に確認すれば、あなたは真正の「ChatGPT」アプリを見分けることができるでしょう。
それではひとつずつ解説していきます。
1.ChatGPTのロゴの特徴
ChatGPTのロゴは、そのアプリが本物である証です。特に、公式アプリではロゴは「ChatGPT」と記載されていることが一般的です。
文字だけでなく、色使いにも注目しましょう。基本的に、ChatGPT公式アプリのロゴは主に白と黒を基調とした清潔感のあるデザインとなっています。ChatGPT公式サイトだと、基調の色は白と水色です。以下がChatGPT公式サイトのロゴになります。
また、文字部分がシンプルかつインパクトがあるフォントで、一度見たら忘れられない印象的なロゴとなっています。しかし、ロゴだけで判断せず他の要素も合わせて確認することが安全です。次に、アプリ名とディベロッパー名を確認しましょう。それらも正しければ、そのアプリは本物のChatGPTアプリと言えるでしょう。
【ChatGPTロゴの特徴】
- ロゴに「ChatGPT」の文字が含まれる
- アプリは白と黒を基調としたデザイン
- シンプル且つインパクトのあるフォント使用
- アプリ名とディベロッパー名も合わせて確認することが推奨される
2.アプリ名は「ChatGPT」か
アプリを選ぶ際の重要なポイントとして、その名前を確認することがあります。公式のChatGPTアプリであれば、そのアプリ名には必ず「ChatGPT」が含まれるはずです。
以下に、一般的な例を示します。
アプリ名 | 公式/非公式 |
ChatGPT | 公式 |
GPT Chat | 非公式 |
OpenAI ChatGPT | 公式 |
しかし、アプリ名だけで判断すると誤って非公式のアプリをダウンロードしてしまう可能性もあります。そのため、公式アプリであることを確認するには、他のポイントを併せてチェックすることが重要です。例えば、開発者名が「OpenAI」であるかどうかも確認します。
これらを通じて、本物のChatGPTアプリを見極めることが可能になります。正確な情報を得るためには、必ず複数のポイントを確認しましょう。
3.ディベロッパーは「OpenAI」か
本物のChatGPTアプリを見分けるためには、開発者が「OpenAI」であることを確認することが重要です。
これは、偽物のChatGPTアプリを見分ける上で最も確実な手段の一つと言えます。
アプリの開発者情報は、App StoreかGoogle Playのアプリページ、アプリ自体の「設定」や「情報」などのメニューより確認できます。
「開発者:OpenAI」と記載されている場合、それは本物のChatGPTアプリである可能性が高いです。しかし、アプリ名やロゴだけでなく、開発者名も偽装する場合があるため、他の特徴と照らし合わせて判断することをお勧めします。
以上により、偽物のChatGPTアプリから身を守り、本物のChatGPTアプリを見分けることが可能です。質の高いAIチャット体験のために、正しい開発者を確認しましょう。
無料でChatGPTを使う方法
無料でChatGPTを使う方法はいくつかありますが、この記事では以下4つの方法について解説していきます。
- ChatGPT公式アプリ
- Bing AI
- AIチャットくん
- Poe
以下、ざっとそれぞれのツールの機能や制限についてまとめました。
ツール名 | 特徴 | リクエスト上限 |
ChatGPT公式アプリ | ・テキスト生成、表の作成、相談相手、プログラミングなど幅広い用途で活用可能な機能性の高さ | 無料版:制限なし有料版:3時間に50回 |
Bing AI | ・リアルタイム性と情報の精度が高さ | 質問数は1日300件まで |
AIチャットくん | ・リリース1か月で100万ユーザー突破した勢い・会員登録やログイン不要で手軽 | 無料版:1日のやり取りは5回まで有料版(月額980円):回数無制限 |
Poe | ・ChatGPT、GPT-4をはじめ、GoogleのPaLM、AnthropicのClaude-instant、Claude-instant-100k、Claude-2-100kなど、複数のAIボットが利用可能 | 無料版:1日のやり取りは1回まで有料版(月額19.99ドルまたは年額199.99ドル):1 か月あたり 300 件 |
それでは、ひとつずつ見ていきましょう。
ChatGPT公式アプリでの使用法
ChatGPTを無料で利用する一つの方法として、公式アプリでの使用があります。
以下、登録から使用までの流れを解説します。
まず、App StoreやGoogle Playから「ChatGPT」を選択します。
次に、ユーザーはアカウント登録(無料)が必要です。
Googleやアップルでログインできるので、電話番号などを登録します。
登録が済んだら、「ChatGPT」のページに移動します。ここで、発言欄に自分の質問や話題を入力し、「送信」ボタンを押すことで対話を開始できます。
また、ChatGPTは時間制限なしに利用可能で、いつでも自由にアクセスすることができます。しかし、混雑時等には制限がかかることがあるため、その点はご理解いただきたいと思います。
また、ChatGPT Plusに課金することでより高性能な言語モデル「GPT-4」を使うことも可能です。以下の記事で詳細を解説しています。
Bing AI
「Bing AI」とは、Microsoftが提供する人工知能技術を活用したサービスの一つで、Bing AIを使うことでスマホ上でChatGPT4(GPT-4)を無料で利用することができます。
また、対話の質や深さは公式アプリのそれとは異なりますが、概ね満足できるレベルの対話が可能です。一方で、Bing AIは一部の機能が制限されているため、全機能を利用したい場合は公式アプリの使用を検討しましょう。
Bing AIの使い方
Bing AIの具体的な利用手順は以下の通りです。
- Apple StoreかGoogle Playからbingを検索してインストール
- Bingのアプリを開く
- 画面下部の「チャット」をクリックしてChatGPT4(GPT-4)の項目を選択し、会話を開始する
以上が、Bing AIを利用してChatGPT4(GPT-4)を無料で使う方法となります。
AIチャットくん
「AIチャットくん」は、スマートフォンで利用できるAIチャットアプリの一つです。このアプリは、ChatGPT4(GPT-4)の高性能な人工知能を用いたチャットが可能で、その賢さが評価されています。
具体的には、このアプリを使うと、リアルタイムでの会話が可能で、ユーザーの質問や疑問に対して、ChatGPT4(GPT-4)が即座に返答します。また、このアプリは無料でダウンロード可能で、基本的な機能は無料で利用することができます。
ただし、一部の高度な機能や特定のサービスについては、有料となります。そのため、自分のニーズに合わせて選択することができます。
以上が「AIチャットくん」の概要となります。
AIチャットくんの使い方
1.LINEで検索
LINEの公式アカウント検索画面で「ai_chat」と検索すると、AIチャットくんがでてきます。
2.友達追加
追加をタップしてAIチャットくんを友達追加してください。
3.質問を選んで回答する
「トーク」をタップするとAIチャットくんのトーク画面がでてきます。
画面下部にメニューが表示されているのでタップします。
質問が最初から用意されているので、質問を選ぶとChatGPT(GPT-4)とのチャットを始めることができます。
ただし、無料プランだと1日に可能なチャット回数は5回までという制限があるのでご注意ください。
Poe
Poeは、Q&Aプラットフォームの「Quora」で有名なQuora, Inc.が運営するGPT-4搭載の高速AIチャットサービスです。PoeではOpenAIのChatGPT、GPT-4をはじめ、GoogleのPaLM、AnthropicのClaude-instant、Claude-instant-100k、Claude-2-100kなど、得意領域の異なる各社の多彩なAIボットを、一つのアプリで選択し、活用することができます。
Poeの使い方
Poeの使い方は以下の通りです。
1. App StoreかGoogle PlayからPoeをダウンロードしてインストールします。
2. Poeを起動して、Appleアカウント、Googleアカウント、または電話番号でログインします。
3. 画面左上の赤枠内のメニューボタンをタップします。
利用したいAIモデルを選択します。ChatGPT4(GPT-4)は制限つきで、無料バージョンだと1日1回しか利用できません。
4. 画面下部の入力ボックスに質問や会話を入力して、送信ボタンをタップします。AIモデルから回答が返ってきます。
5. 回答に対して、画面右下のLikeボタンやDislikeボタンでリアクションをつけることができます。また、回答をシェアすることも可能です。
以上、Poeの基本的な使い方です。
OpenAI非公式アプリを利用する際の注意点
OpenAI非公式のChatGPTアプリも存在しますが、利用する際には注意が必要です。
- データセキュリティ: 非公式アプリは、本家OpenAIが運営するものではないため、個人情報のセキュリティ面で不安があります。機密情報を入力することは避けてください。
- アップデートの遅延: 非公式アプリは公式のアップデートに追従するのが遅れる可能性があります。最新の機能を即座に利用したい方は公式アプリを利用することを推奨します。
- 機能制限: 非公式アプリは、全ての機能が利用可能であるとは限りません。公式アプリを利用することで、ChatGPTの全ての機能を活用できます。
これらのポイントを理解し、自身の目的に合わせて適切なアプリを選択しましょう。
ChatGPTアプリは日本語対応済み
アプリ内の表記はいまだ英語ですが、ChatGPTとのチャットは日本語で行うことができます。
ChatGPTの最上部左の「・・・」ボタンから「Settings」を開きます。
すると、「Main Language」という項目があるので、「Japanese」(日本語)を選択することは可能です。
しかし、この設定はあくまで「SPEECH」機能における言語設定(音声入力用の言語設定です)であるため、ボタン類などアプリ全体の表示言語が変わるような設定ではありません。
この設定変更はせずとも、質問の応答は日本語で対応することが可能です。
ChatGPTアプリの4つの活用例
この章では、ChatGPTアプリの可能性を最大限に引き出すための以下4つの活用例をご紹介します。
- 1.日報やメール文などの文章作成
- 2.相談相手やアイデア出しに
- 3.表を作成する
- 4.美味しいレシピを教えてもらう
それでは、1つずつ実例をご紹介しながら解説していきます。
1.日報やメール文などの文章作成
ChatGPTアプリは、日報やメール文などの文章作成を効率的に行うことが可能です。その理由は、AIが適切な文脈に基づくレスポンスを生成する能力を持っているからです。
実際にカフェの店舗でマネージャーをやっていると仮定して、ChatGPTで日報を作成してみました。
以下のようにしっかり実例も示してくれています。
しかも、1分ほどという爆速で日報を作ることができました。
また、ビジネスメールの作成においても、必要な情報や要点を入力すれば、フォーマルなメール形式に合わせた提案を行ってくれます。この機能は、特にビジネス英語のメール作成において非常に有効です。
以下、実際に月初の挨拶メールの例をスマホのChatGPTアプリで作ってみました。
実際に使えそうな例を出してくれました。
これらの活用例からもわかるように、ChatGPTはビジネスシーンにおける強力なパートナーと言えるでしょう。
2.相談相手やアイデア出しに
ChatGPTアプリを用いることで、人工知能とコミュニケーションを取ることが可能になります。この機能は、あなたが一人で何かについて深く考えたり、新しいアイデアを求めているときに非常に役立ちます。
例えば、仕事や学習の問題に対して解決策を見つけるためのアイデア出しを行う際、ChatGPTに問題を打ち込むだけで、それに対する多角的な視点や提案を得ることができます。ChatGPTはユーザーの入力に基づいてリアルタイムで反応し、適切なアドバイスや提案を行います。
また、ChatGPTは24時間利用可能なので、深夜や早朝など人間の相手が見つからない時間帯でも安心して相談することができます。これにより、ChatGPTは一人でも多くのアイデアを考え出す必要がある状況、または誰かに話を聞いてもらいたいときの理想的なパートナーとなるのです。
実際に、渋谷のカフェでスムージーを販売していますが、売上が伸びず悩んでいると仮定して、解決策をChatGPTできいてみました。
解決策を複数提案してくれただけでなく、実例も教えてくれたので参考になります。
このように、ChatGPTはあなたの信頼できる相談相手となるだけでなく、新たな視点やアイデアを提供してくれる強力なツールとも言えます。
3表を作成する
ChatGPTアプリの活用法として特に便利なのが「表を作成する」機能です。例えば、会議の議題や取り組むタスクリスト等、一覧性を求められる場面で使用可能です。
以下、ワイン会を企画したいと考えたとして、企画書におすすめワインの表を添付したいと思っています。そこで、ChatGPTにおすすめワインを図にして提案するようにきいてみました。
一瞬でおすすめワインを表形式でまとめてくれました。
これで、買い物にも迷わないですし管理も楽にできてしまいます。
ChatGPTへの指示にも記載しましたが、Excelやスプレッドシートに貼り付けられる形式でアウトプットするよう、ChatGPTに指示するのをおすすめします。
4.美味しいレシピを教えてもらう
何か美味しいものを食べたいとき、ChatGPTアプリにきけば美味しい料理のレシピも教えてくれます。
家庭を持っていてたり、自炊をすることが多い人には非常に役立つ機能なのではないでしょうか。
実際に、ChatGPTをミシュラン星付き料理店の総料理長になりきらせ、美味しい夏野菜カレーのレシピを提案してもらいました。
夏バテ防止にもつながる、栄養の豊富さも示してくれて美味しそうな夏野菜カレーのメニューを提案してくれました。
音声入力を活用することでよりカジュアルに使える
ChatGPTアプリは音声入力にも対応しています。
テキストを打ち込む窓の左にマイクのマークがあるので、押すと音声入力ができます。
スピーディーにChatGPTに何かをききたいときや、気軽に相談してみたいとき、ChatGPTはリアルな相談相手のようになるのでおすすめです。
本物のChatGPTアプリはどれか見極めて活用しよう
この記事では、どのアプリが本物のChatGPTのアプリなのか、その見分け方や無料でChatGPTをスマホで使う方法、実例をご紹介しながらChatGPTアプリの活用法などを解説してきました。
本物のChatGPT公式アプリはスマホで簡単に使用でき、この記事でご紹介したように日報を作ってくれたり、相談相手になってくれたりと非常に便利に使うことができます。
ChatGPTもどきではなく、高性能で便利な本物のChatGPT公式アプリを活用してみてください。